ハーレーの基礎メカニズム

ハーレーの基本・三拍子

三拍子

ハーレーオーナーになるなら覚えておきたい基本の概念があります。三拍子というやつで、これはハーレーでしか感じられないと言われている独特の排気音のことを指します。この音を奏でているのが、ハーレーのV型ツインエンジンです。この拍子に憧れて購入する人も少なくありません。

ただし、ノーマルな状態で乗るとイメージしていた鼓動と違ったり、いじってみてもあの拍子が出ないということもあります。これはおそらく点火システムのカスタムがうまくいっていないからです。1980年以前まではアナログ方式や一部だけコンピュータ管理の点火システムが採用されていましたが、1980年以降は全てコンピュータで管理するフルトランジスタ点火システムが採用されています。他には、バッテリーレスで使えるマグネトー点火システムなんていうのもあります。

三拍子を奏でたいのであれば、フルトランジスタ点火システムが適しています。メンテナンスの手間がかかりにくく、強い火花を正確に飛ばすことができます。スムーズな点火が可能で、ダイナファミリーのモデルではオプションのプログラミングシステムを使って点火時期や回転数などを調整することもできます。

点火システムに手を加えて、憧れの拍子を手に入れるといいでしょう。